初めて競売に参加しました。
新たな自社所有物件を探していたところ、珍しく文京区白山にいい感じの1Kが見つかったからです。
結論から言うと、箸にも棒にもかかりませんでした。
結果です。
・売却基準価格 1,302万円
・当社入札価格 1,675万円
・落札価格 2,065万円(2番札2,040万円)
(尚、約20万円の延滞金と延滞利息あり。)
※入札数:22人
ここに金額を書き込みます。一桁多く間違えると大変なことになります。
専用の振込票があります。
ネットで送金しようと思ったらNGでした。
初めての入札につき、ベテランの皆様にいただいたアドバイスは以下の通りです。
<売買のベテラン2人に聞く>
・1人目:「1,600万円では無理だと思いますよ。1,650万でもきびしいかも。」
・2人目:「1,650万円くらいで入れてみたら?」
<銀行マン(競売に詳しい)>
「もちろん、標準価格の1,300万では無理でしょう。2~300万は、乗せないと。」
(なんと、皆ほとんど同じことを言う)
上記アドバイスを踏まえ、利回りで5%後半が確保できるよう1,675万で入札。
なのに結果は、2,065万円。これだと実質利回りは、4.6%です。
尚、当該物件への入札は22件でした。当日全件で70件近い競売物件がある中、22件の入札は2番目の多さでした。最高の入札件数は26件。
◆当日の競売物件落札の状況(当社入札以外を含む全物件)。
●標準価格の倍以上の価格で落札したもの:5件
●標準価格以下で落札したもの:6件
●保証金の着金が期限に遅れて、入札資格がなくなった人:1名
(なんと実名で発表。その時、後ろの方から嗚咽(おえつ)が・・・・聞こえました・・・・まあ、気の毒ですが、間抜けとも言えます。)
●開札当日のスケジュール:
・9時半開札開始~11時発表(約70件を約45分かけて読み上げる)
・担当係:検札官(だったかなちょっと自信ないです):1名
補助人:1名
立会人:1名
書類渡し係:2名
●会場:開札作業と発表は同じ会場で実施。
目いっぱい入ると300人は座れると思われる会議室にイスがびっしり並んでいます。
10時半くらいから、みなどんどん入って来て、無言で開札作業行っている係の人たちの前に座っていきます。
50~60人集まっていたと思われます。
会場内は、私語は禁止。隣同士しゃべっていた人が注意を受けていました。
途中入場も途中退席も自由。非常に静か。
●発表はいたって単純で、
「次順位の価格→入札者名」が読み上げられ、次に、
「最高順位」→「落札者名」が読み上げられます。
単純ですが厳粛です。
最高順位獲得者は終了後の手続きは何もなく、すぐ帰れます。
次順位の人は、その立場をキープするかしないかの意思確認の手続きがあります。
次順位の立場をキープすると、最高順位の人の売買手続きがすべて終了するまで、60~90日間は保証金が返って来ないのです。
●ところで、余談ですが、細かな端数での入札が結構多いのです。宝くじの願掛けみたいなものだと思います。
・1円単位での入札が15件
(これが結構多い。32,000,001円みたいな感じ)
・10円、100円、1,000円単位での入札が13件
・10,000円単位での入札が9件
1万円単位でも十分細かいと思いますが、千円以下の単位での入札が、なんと37件。全体の半分以上を占めています。
実はこれが、検札官泣かせで、今回、何度も噛んじゃったのが、
「10,000,560円」という入札。
どう噛んだかというと、
1回目:「いっせん、とび とび とび とび 560円」
隣の補助人の「"万"が抜けている」という指摘を受け、
2回目:「いっせんまん、とび とび とび 560円」
再度、助っ人に「"とび"の回数が1回足りない」と言われ、
3回目でようやく正しく読めました。
比較的多いのが、下3桁、4桁に、7を並べるスタイル。 〇,〇〇7,777円。
あとは、誕生日なのか、願掛けなのか、ロトシックスのつもりなのか、おそらく本人にしかわからないと思われる数字です。
以上当日の流れですが、事前準備は、いたって簡単です。
◆事前準備◆
●締め切り前日になって手続きしようと思ったものの、よくわからないため電話をしました。
係の方:「もう間に合わないので、書類を取りに来てください。そして、明日また持参してください。初めてなので、間違えないようにお教えします。」
ということで、
1月15日公開、2月6日締め切りの日程の中、2月5日、6日と2日続けて学芸大学駅の「東京地方裁判所民事執行センター」に足を運びました。
●必要書類:
・入札書
・振込伝票(※)
・商業登記簿謄本(個人の場合は住民票)
※買い付け標準価格の2割を振り込む。
以上、初めての競売入札の顛末でした。
まあ、正直言って、もうやらない気がします。笑
振込票を貼ります。
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